クリーニング屋の常識が申し訳なくてできない軽井沢ウオッシュデリ

クリーニング店の選ばれ方と使われ方
karuizawa wash deli

私はクリーニング店で修行したこともなく、今でもお世話になっているクリーニング店と手を組ませていただき、「無店舗取次店」として起業しました。

その後、国家資格試験を受験し、免許を取得して、保健所から許可をいただき自己でクリーニング業を始めるまでに至ります。

業界ではちょっと珍しいタイプです。

私はサラリーマン時代、毎日スーツを着用していたので、土曜日の午前中にクリーニング店に行き、日曜の夕方に取りに行く。それが私の日常でした。

その時、新規入会キャンペーン、誕生日月割引、衣替えキャンペーン、ポイントカードのスタンプ達成クーポン、などなど色々な恩恵を受けました。

開業した当初、私も同じようなキャンペーンを試みました。しかしながら、結局お客様が増えることはありませんでした。「なぜだろう？」と自問する日々が続きました。

でもふと自分がクリーニング店の顧客だった時のことを思い出してみると、、、

1.安さも大事ですが、生活動線にクリーニング店があることのほうが重要だったな。

2.土日で仕上がることが重要だからキャンペーンやクーポンがなくても通っただろうな。

3.そのくせに、キャンペーンを逃すと、逆に損した気持ちになったな。

と振り返りました。

1に関しては弊社は集配型クリーニングなので考える意味はないとして、

2.3に関して「キャンペーンやクーポンは不要では」と仮説を立てました。

なのでそれ以来、クリーニング店では常識であるクーポンやキャンペーンは一度も行っていません。

それは、何かを減らすためにはなく、もっと大切なものを守るための選択でもありました。

※本画像はAIによる生成ですのでご了承ください

長くお付き合いをいただいているお客様と従業員を守るための選択

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私達のお店はキャンペーンやクーポンに頼ることなく、じわりじわりとお客様が紹介を主として増えました。

今では、新規入会キャンペーンやクーポンによる集客は必要ありません。その理由は、私たちが大切にしているお客様一人ひとりの存在を何よりも尊重しているからです。新規のお客様に特別な特典を提供することは、長く支えてくださっている既存のお客様に対して失礼になってしまうとも考えています。

また割引クーポンも、同様です。
クリーニング店ではよくある衣替えキャンペーンですが、そんなものを使用しようものなら繁閑期にレバレッジを掛けることになり、より繁忙＆最悪な閑散となってしまい、
大切な従業員の雇用に影響を及ぼす可能性があります。私は、どの時期でも同じ料金で同じ品質のサービスを提供することが、お客様に対する誠実さであり、従業員たちに対する責任だと考えています。
私の経営判断ミスによって会社の首を絞めてしまうこととなります。

私はいつクリーニングを出しても同じ料金で、同じクオリティが大事だと考えます。
同じクオリティというのは気持ちが安定している従業員たちの成果だと思いますので、雇用に対して安心感を持っていただけることが私の仕事だと思っています。

すべてを明かすと、割引することによって下がるのは売上でなく利益です。
理由は割引しても原価や人件費は変わらないからです。
私はなるべく従業員たちにも還元したいと思っていますのでクリーニング店にしてはそこそこのお給料も出せていると思います（厳密に言うとクリーニング主体の企業なのですが）
これによって長く雇用もできることで技術も安定します。
それは確実にサービスの向上につながっています。
この3年間で2度の価格改定を行いましたが、それでも変わらずご利用いただいているお客様に心から感謝申し上げます。クーポンもキャンペーンもない中、私たちを支えてくださる皆さまがいるからこそ、私たちはここまで歩んでくることができました。
これからも弊社はタイミングによってお得だったりするような施策の予定はありません。
安定したサービスを継続的にご提供し、安心の下、ご愛顧いただけますと幸甚です。

今年もよろしくお願い申し上げます。

代表：小林