わたしと斜陽産業クリーニング業界

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不人気だぞ、斜陽産業クリーニング業界! 大丈夫か?軽井沢ウオッシュデリ!

私がクリーニング業を始めようと思ったきっかけは、アベノミクスでした。
証券会社に所属していたので、毎日経済の最新情報を見ていたわけですが、女性がより一層社会へ進出することを推進する施策の一環として、外食に付随して中食という言葉ができたり(もはや死語?)、家事代行の市場拡大が見られるということで、どの銘柄が伸びるかな~なんて考えていました。
そんな中で、WASH&FOLDさんの台頭やカフェ併設のおしゃれなコインランドリーの出現があり、「すげえ、、」と小並感でしか対応できない私の語彙力にがっかりしていました。
更にはこれも株式市場を見ている上で、当時ロボティクスやAIのトレンドが来ており、「ランドロイド」なる全自動たたみ仕分け機の開発が進み、某大手企業らが億単位で出資しているような状況を見て、「これはクリーニング業界に大きなトレンドが起きるかもしれない」と証券マン小林は思ったわけです。
後々、検証するとよく分かるのですが、全く見当違いだったのですが(笑)。


クリーニング業界の現状

サラリーマン時代の私もまた毎日ビジネススーツを着ていたのですが、それらの衣類をクリーニング店に出すのがルーティンでした。しかし、リモートワークの普及やビジネスの場でのカジュアル化が進み、現在ではその需要が大きく減少しています。
厚生労働省の調査によると、2022年度末時点でのクリーニング業の施設数は74,083施設となり、10年前と比べて42,297施設が減少しました。また、クリーニング師の数も34,869人となり、10年前より16,243人減少しています。
※クリーニング師とは国家資格で、これを所有していないとクリーニング業ができないものです。

この背景には、ビジネス需要の衰退や、ファストファッションの台頭、そして家庭用洗濯機や洗濯洗剤の高性能化が挙げられます。
これにより、日常的な衣類の洗濯を自宅で済ませる人が増え、クリーニング店の利用頻度が減少しています。


コインランドリーの増加とその背景

ただその一方で、コインランドリーの店舗数は増加傾向にあります。2024年現在、店舗数は27,000店舗前後と推定されており、毎年5%前後の伸び率で増加しているようです。
この増加の背景には、私の想定通り(唯一想定通り(笑))共働き世帯の増加や、高層マンションの増加による洗濯物の外干しの制限、そして花粉や黄砂などのアレルギー対策としての需要があります。また、大型の布団やカーテンなど、家庭用洗濯機では洗いにくいものを洗濯・乾燥できる点も、コインランドリーの魅力です。
コインランドリー市場は約1,300億円と言われており、これからさらに伸びる余地があるとも言われていますが、上場企業のWASH HOUSEさんのディスクロージャーを見ていると、店舗数が2022年から微減しているのも気になるところです、、、という感じです。


全自動洗濯乾燥機の普及とその影響

家庭用洗濯機の進化も、洗濯習慣の変化に大きな影響を与えています。特に、全自動洗濯乾燥機の普及により、洗濯から乾燥までを一貫して行えるようになり、家事の時短や効率化が進んでいます。
生産性向上や生活改善系YouTuberがこぞって「買うべき神アイテム」としてコスパ・タイパの面から紹介していますよね。
2024年現在、全自動洗濯機の普及率は95~100%程度であり、ドラム式洗濯乾燥機の普及率は約25%程度だそうです。
価格や設置スペースの問題が普及の障壁となっていますが、今後の普及拡大が期待できると思います。

洗濯代行の現在地とこれからのわたし達

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  • 洗濯代行サービスの台頭

    WASH&FOLDを運営していた、我があこがれのアピッシュさんが2022年に破産、私も度肝を抜かれたランドロイドの事業化を目指して100億円以上の資金調達をしたセブンドリーマーズラボラトリーズも事業解散。


    しかしながら、洗濯代行サービスの需要は依然として高まっています。2024年には、住友商事、白洋舍、TBWA HAKUHODOの3社が共同で、集荷から返却まで当日で完結する洗濯サービス「洗濯のアライさん」を東京都内で展開しました。


    このサービスは、LINEの専用アカウントから発注が可能なスマートフォン完結型で「うわー!さすが大手の力!仕組みからしてこれは競争もできない!」なんて思っていましたが、今年の3月にアライさんもサービス終了になってしまい、とても残念です。
    自分が当初証券マンとして見ていたトレンドは大間違いだったのか、というのも大変残念です。


    karuizawa wash deliとしての取り組み

    軽井沢では、現在ではたった1件にまで減少しています。
    このような状況の中で、私たちkaruizawa wash deliは、地域の皆様にもっと役立ちたいという想いを胸に、サービスを提供しています。
    前回の記事で8月の新規のお問い合わせに関しては仕事量を踏まえて辞退させていただくことをお伝えしましたが、断腸の思いですし、基本的にはお仕事の依頼にお応えしたい一心です。
    人的・物的不足がある弊社ではお得意様のご期待に添えることを優先させていただきたいという考えです。また一方で、大変ありがたい気持ちでいっぱいです。


    こんな弊社ですが、引き続きよろしくお願い申し上げます。

    仕事は人的にキャパぴったりですが、お断りしているくらいなので一緒にお仕事する仲間も随時募集中です。


    いつもありがとうございます。


    代表:小林

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営業時間 9:30~17:30

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住所

〒389-0111

長野県北佐久郡軽井沢町長倉3893-3

電話番号

090-4705-6640

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営業時間

9:30~17:30

定休日

洗濯代行サービスをお客様からご予約いただき、お約束した場所に直接スタッフが集荷に伺います。当日のご予約は承りかねますので、事前に電話やメールなどでご予約のご連絡をお願いいたします。お客様に代わり大切な洗濯物を丁寧に仕上げます。

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