いつもありがとうございます。
今回は平素よりご利用いただいているお客様へ、そして、これからご利用を検討してくださっている皆さまへ、大切なお知らせをさせていただきます。
突然のお知らせとなり恐縮ではありますが、2025年8月の1か月間に限り、新規のお客様からのご依頼受付を一時停止させていただくことといたしました。

結論から申します。
これまで弊社サービスを信じてご利用いただいてきたリピーターの皆様への対応品質を安定させたいという想いと、スタッフの労働環境を守りながら持続可能な運営を続けていくための判断です。

生産体制も増強しました。人員も昨夏と比べて1.5倍に増員し、できる限りの努力を行い、体制を整えてきました。
それでも私たちは、あくまで「誰でもいいから働いてもらおう」というスタンスでは採用を行っておりません。また、大変便利なサービスを展開する某キャスト型サービスや某スポット型アプリの活用もしておりません。
その理由は、作業レベルの問題というよりも、お客様のプライバシーを守るために、外部に任せないと決めているからです。
コンプライアンス、大事です。

今回の判断は、苦渋の決断であると同時に、私たちにとっては未来へ希望をもった選択でもあります。
以降少し長くなってしまいますが、どうかお時間のあるときにお読みいただけましたら幸いです。

◯嬉しい悲鳴と、現場のリアル

wash deliでは、おかげさまで少しずつ地域の皆様に知っていただけるようになり、最近では
「洗濯の困りごとが本当に楽になった」
「またお願いしたい」
というお声をいただけるようになりました。

軽井沢の特性もあり、特にこの夏のご予約は5月の現時点で想定を大きく上回り、既に8月はリピーター様のスケジュール枠でほぼ満席の状態となっております。
本当にありがたいことです。熱く、厚く感謝申し上げます。

一方で、同時に見えてきたのは現場のキャパシティとのギャップでした。

「どれだけ多くのご依頼をいただいても、お一人おひとりへのサービスの質を落としたくない」
「ただの洗濯代行ではなく、届けたいのは“日常の余白”」

そう考えたとき、どうしても必要な調整が出てきました。

私たちが提供したいのは、「きれいに洗って届ける」というだけの行為ではありません。
その背景にある、お客様の“日常”そのものです。

• ・忙しい家事や育児の合間に、ちょっとだけ心を緩められる時間を。
• ・別荘に到着した時に、清潔な寝具に包まれる安心感を。
• ・洗濯から解放された休日のコーヒータイムを。

こうした「誰かの一日をちょっと豊かにする」ことが、私たちの原点です。

この想いを表したのが、私たちの掲げるスローガン、

「あなたの大切な日常を 新しい時間の価値に」という言葉です。

だからこそ、数（＝売上）を追うのではなく、すでに信頼して任せてくださっているお客様との関係を大切にし、より深めていくことを選びました。

◯スタッフの手仕事が多い現場です。だからこそ。

もう一つの理由は、スタッフの労働環境の安定化です。

wash deliでは、洗濯と乾燥以外、ほぼ全ての作業を手作業で行いますし、集配は当然スタッフが介し、丁寧にお預かりさせていただいております。
上述の通り、採用も外部委託も安易に行いません。

夏の繁忙期はどうしてもスケジュールが過密になりがちで、スタッフの疲労や集中力の低下がサービスの質に直結するリスクもあります。
数をこなせても、品質が落ちることは絶対にあってはならないと考えています。

「誰かの暮らしを支える仕事」だからこそ、スタッフの暮らしや働き方も、同じくらい大切にしたい。

だからこそ、「無理しない誠実さ」を選ばせていただきました。